サッカーは言語技術でどうのこうのっていう本を今日読み終えたんですが。

これに限らずですが一冊の本の中に相反する主張が混ざってるというのを最近よく見かける気がします。

二項対立ではなくて相反する文です。

二項対立が「AとBがあってこういった理由から私はAを支持する」だとすると、相反しているものは「Aって大事。けどBが大事なんだ」って言う感じ。

このサッカー本で言えば「日本は選手に独自の考えがなく、また言葉で説明することもないからチーム内での戦略も成立しにくい。だから駄目」っていう感じのことを1~5章くらいで言ってたんですが、最後の6章では「いちいち言葉で理由説明するのではなく、決まりきったことなんだ!って言い切れないから駄目なんだ」っておっしゃる。


もっと簡潔にまとめると
1~5→「言葉で理由説明することが大事」
6→「言葉での理由説明なんぞいらん」

…??

6では自信を持って説得することが大事っていうことを言いたかったのかもしれませんが、引用に使った文が「ならぬものはならぬ」という有無を言わせないものだったのでそれはちょっと違うんじゃないかという感想です。
字数等の制限があったのか、なんにしても大変だなと思いました。

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